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【群馬県】桐生新町「平田家住宅」(桐生市)201904

群馬県両毛地区は古くから機業町が多く、特に桐生は「東の桐生、西の西陣」と例えられるほど東日本を代表する絹織物の産地であった。

徳川家康の江戸入府により町立てが行われ、桐生天満宮から南に伸びる幅1間半(約10メートル)の本町通りを中心に東西90間の区画を範囲として「桐生新町」と呼ばれる市街地が形成された。

本町通りには間口6~7間、奥行き40間と短冊状の地割がされ、その敷地内には江戸時代後期から戦前にかけて建てられた店舗や蔵、のこぎり屋根の工場などが入っている。

桐生は明治31年に大火に見舞われ、市街地の大半が焼失しているので、「本町通り」に多く残されている店蔵や土蔵の多くはそれ以降に建てられたものである。

この平田家住宅もその一つで、店蔵や土蔵ともに防火対策のために重厚な観音扉の窓を持っている。

上毛地区は冬にからっ風(赤城おろし)と呼ばれる乾燥した北風が吹くため、火災で延焼を防ぐため店蔵北側の壁にも白漆喰が施されているのが見える。

この「桐生新町」が平成24年に重伝建地区指定を受けているが、周辺にも近代建築が多く残り、広いエリアにかけて見所は多い。


(2020.07.01更新)

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