【愛知県】港陽園（名古屋市港区）201403 

戦前にあった「稲永遊廓」の業者が戦後になって新たに移転してできた赤線で、「四十七軒に二百二十名」（全国女性街ガイド）という規模だった。 

場所柄なのか、客層は主に船乗りが多かったという。

周辺はマンションや倉庫が建ち並び、遺構も唯一といっていい「かもめアパート」ぐらいしか残っていない。 

妓楼風の佇まいに暖色系の豆タイル貼りは遠くから見ても存在感が際立っている。