【愛知県】西尾（西尾市順海町）202001 

西尾は大給松平家の城下町として栄えたが、他とは異なり武家地と町人地という棲み分けがされていなかった。 

長期間を掛けて町人地を取り込みながら発展したためで、周囲を土塁と堀で囲む総構えだった。 

元々町人地だった肴町通や本町通を中心に格子窓を持った平入商家が点在しながら残っているが、その裏手に奥まった順海町に寺社が集まっており、塀や石垣が続く古い佇まいを残している。 

「西尾の小京都」と称されることが多いが、この辺りはまさしくその呼び方に相応しい場所だろう。

【愛知県】西尾「カテキン堂」（西尾市）202001 

明治4年築の「旧西尾郵便局」で、正面に二段構えで切妻屋根を配する外観から、最初は銭湯ではと思ってしまいそうだ。 

因みに西尾は抹茶の産地で、「カテキン堂」はそれを使った大判焼の店である。