多摩川支流の日原川に沿って北上する日原街道。

最奥部には観光スポットになっている鍾乳洞があるが、その手前2㎞程の東日原バス停から中日原バス停にかけてまとまった集落がある。

かつては天学教の霊山・天祖山を控えていることもあって、古くから山岳信仰の拠点でもあった。

近代に入ると、石灰石の産出地として採掘場が設けられ、氷川までトロッコが開通し京浜工業地帯まで運搬されるようになり、そのことで日原は鉱山町の集落としての側面も見せた。

【東京都】日原集落（西多摩郡奥多摩町）202008 

日原街道は車がすれ違うのが難儀なぐらいに細く曲がりくねっていて、峻厳な山に囲まれながら街道沿いに集落が伸びている。

街道の裏道から見下ろす形で撮影した。