【群馬県】四万温泉(中之条町)


上毛かるたで「世のちちり洗う」と謳われる四万温泉は、中之条駅からバスの便で50分、山麓を流れる四万川の上流域に位置する。 

開湯は「四万の病を治す霊泉」という神託による説があり、地名にもなっている。 

谷間に広がる温泉街は近世から見られ、「薬湯」と伝えられたことで湯治場として知られ、かつては湯治旅館が多かったという。 

ランドマーク的な存在となっているのが国登録有形文化財にもなっている積善館もその一つだ。

温泉街は5つのエリアに区分されるが、中心部にあたる「新湯」エリアには昭和レトロ感が漂う「落合通り」を中心に温泉街としての風情が色濃く感じられる。


【群馬県】四万温泉「積善館」(中之条町)202008 

古くから湯治場として知られていた四万温泉には、かつては湯治旅館が多かった。 

その流れを汲むのが、ランドマーク的な存在でもある積善館で、新湯川に架かる赤い慶雲橋の先にある。 

橋を渡って正面の本館は元禄4年築で、アーチ形のモダン窓とアールデコの洋風も兼ね合わせた昭和5年築の木造の湯屋「元禄の湯」は、映画『千と千尋の神隠し』に登場する「油屋」のモデルといわれる。


【群馬県】四万温泉「落合通り」(中之条町)202008 

古くからの湯治場だった四万温泉は、草津や伊香保と異なり歓楽街要素が薄い温泉街である。 

谷間に続く温泉街は5つのエリアに分かれていて、風情を最も残しているのがその中心地の「新湯」エリアで、特に「落合通り」は狭い通りに遊技場や飲食店、土産店が向き合いながら並び、昭和レトロの雰囲気を自然に出している。


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郷愁の風景

(旧★KENTAの写真創庫★) 東京や近郊(ごくまれに遠方)を中心に、 散歩がてらデジカメ📷で下手糞な写真を撮り続けています。 人様にお見せするというよりは、忘備録的なアルバムとなっています。 【主な対象物】 古い民家や街並み 遊里跡(遊廓・赤線・カフェー街・花街) レトロ建築 その他心象風景