【東京都】御岳(青梅市)
武蔵御嶽神社
東京都心から約60㎞西方にある御岳山は標高929m、山頂に武蔵御嶽神社が建立されている。
古くから霊場として崇められ、山岳信仰が盛んだったが、徳川家康が江戸入府後に本社が建立されると、「御岳講」と呼ばれる庶民による参拝が行われるようになる。
その際、参拝客を迎え入れる講中宿は御嶽神社の神職である御師の住居を利用したもので、現在も山中には御師住宅が50個近く現存し、宿坊として営業しているのも20数軒ほどみられる。
【東京都】御岳「馬場家御師住宅」(青梅市)202008
御岳山中の御師住宅の代表である「馬場家住宅」は慶応2年建立で、都内でも数少ない茅葺き屋根を持つ。
かつて山中の御師住宅はほとんどが茅葺き屋根だったが、現在はこの住宅を含めると3軒ほどになっている。
馬場家御師住宅の裏手 兜型の屋根
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