【東京都】三田寺町(港区)
慶應義塾のお膝元でもある三田は江戸時代、大名や御家人の屋敷が並ぶ武家街であり、近代以降はその広大な敷地を利用した高級邸宅街に受け継がれる。
一方、現在の三田四丁目は「三田台」と呼ばれる台地が伸び、その上下にわたって寺院が密集し、「三田寺町」と呼ばれた。
一帯は戦災の被害が微細であったため、江戸時代以降の木造寺院が今なお多く残る。
※写真は幽霊坂の中腹にある玉鳳寺(正面)と仙翁寺(左)。
【東京都】三田寺町「玉鳳寺」(港区)202012
幽霊坂の中腹にある曹洞宗の寺院「梧棲山玉鳳寺」は慶長4年に創建したが、寛永12年に現在の地に移転。
山門は檀家でもあった高橋是清の発願により明治36年に建立・寄進したものである。
山門脇には地蔵堂があり、化粧地蔵(おしろい地蔵)が安置されている。
地蔵堂に安置されている化粧地蔵(おしろい地蔵)
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