【滋賀県】草津(草津市)
"草津"というと真っ先に温泉が出てくるが、それとは別に滋賀県に草津市というのがある。
現在は京阪神地区のベッドタウンで、駅前は典型的な郊外都市の風景だが、かつては中山道と東海道の分岐点(追分)に広がっていた宿場町だった。
二大街道の宿駅という事もあって、本陣と脇本陣がそれぞれ2軒、旅籠が70軒と大規模だった。
旧中山道はアーケード商店街となっており、宿場町の雰囲気を残しているのは旧東海道沿いの一部分に過ぎない。
その旧東海道沿いに、2軒の本陣のうちの一軒が往時の姿をとどめながら現存している。
【滋賀県】草津宿本陣(草津市)201705
草津宿は中山道の西の起点と同時に、東海道との分岐点(追分)だったこともあり、本陣2軒を抱える大規模な宿場町だった。
その本陣の一つが往時の姿で現存している。
正式には「田中七左衛門本陣」といい、東海道53次で本陣がほぼ完全な形で残っている唯一の例である。
往時のまま現存している数少ない宿場町の本陣の中でも、この草津のものは規模が大きい。
訪問当時は早い時間だったせいで入ることが出来なかったが、現在は一般公開されており、内部見学も可能だ。
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