【栃木県】佐野(佐野市)
栃木県南西部に位置する佐野市は、東西に両毛線、南北に東武佐野線が交わり、交通の要衝でもある。
厄除け大師(惣宗寺)、近年ではラーメンの街として売り出し中だが、古くは栃木と同様に日光例幣使街道の宿駅として整備され、南を流れる渡良瀬川の水運で物資が集散したことで発展した経緯がある。
古い街並みの中心は佐野駅から南へ300m程を横断している例幣使街道沿いで、本町では出桁造りの商家や店蔵が連続して残っている箇所が見られる。
街道から南へ連なる筋通りにもその町並みは見られ、金屋下町には洋風の病院や教会が複数残っているのも面白い。
古い町並み好きなら厄除けやラーメン抜きにしても満足できるのではないか。
【栃木県】佐野本町(佐野市)202003
日光例幣使街道沿いは車の交通量が多い幹線道路ながら、旧市街の本町には出桁造りの商家が連続して並んでいる箇所が見られ、川越などと同じように江戸の影響を強く残している。
本町交差点付近には立派な漆喰塗の二重卯建の店蔵と円窓を持つ町家が並び、その間にはアーチ形の門が構えてある。
その間に庭を配して奥に続くのだろう。
店蔵は現在、佐野名物である味噌まんじゅうの老舗が入っている。
大町に残る店蔵 持ち主が不在なのか劣化が著しいのが気になる
上・金屋仲町 下・大和町
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